Recommendation Systemを考える

以下の機械学習の勉強の過程で小説の特徴を抽出することは出来た。ここからユーザーにおすすめの小説を推薦するにはどのような仕組みが必要なのか考える。

小説を読もうの累計ランキングをDoc2Vecで解析する その5

Recommendation System(推薦システム)とは

過去の行動をもとに、あるアイテムを好む可能性を予測するシステム。
例えば、Netflixでは、映画を見たり、投票したりするような過去の行動に応じて、新しい映画を提案している。
新しいアイテムを推奨するという点が重要となる。

・ユーザーベースの推薦システム

自分の経験と他の人の経験を組み合わせて推薦する。ユーザ間の類似度を計算し、類似度の高いユーザーが好む作品の中でまだ見ていない作品を推薦する。

このシステムを実現するには複数のユーザー情報が必要になるため、今回は不採用。

・アイテムベースの推薦システム

類似のユーザを見つけるのではなく、映画や物などのアイテムを比較する。アイテム間の類似度を計算する。

・どのような推薦システムを作成するか

ユーザーが入力した小説に似ている小説を推薦するシステムは以前作成したDoc2Vecのモデルを使用すれば実現可能である。しかし、このシステムではユーザーが毎回小説を入力しなければいけない点が煩わしい。

例えば、最近投稿された小説の中から自分の好みに合う小説があったら、自動的に通知が来るようなシステムであると良い。

このシステムは以前作成したモデルのみでは実現不可能であり、さらに自分の好みを学習させる必要がある。これまでと違い教師あり学習になるので、どのような手法があるか調べるところから始めることにする。

Recommendation Systemを考える その2へ続く。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください